昨日に引き続き、Where 2.0カンファレンスの話。
Where 2.0カンファレンスは、従来のLBS(Location Based Service)やGIS(Geographic Information Service)とWeb 2.0の世界を融合した分野を対象としたイベントである。「ロケーション」や「地理情報」が一つのキーワードとなるが、Web 2.0の波を受け、最近は従来のマップサービスも更にアップグレードしたものが続々登場しつつある。
まずは、昨日触れたGoogleの マップサービス。米国内特定地域を対象に、ポイントごとに360°パノラマ写真で周囲を見渡すことの出来るStreet View機能が追加された。また、マッシュアップ追加機能として、Google Mappletも試験公開されている。
・Google Maps:http://maps.google.com/
・Google Mapplet:http://maps.google.com/preview
さらに、MicrosoftのLive Searchが提供する2D / 3Dマップサービス。
・MS Live Search:http://maps.live.com/
イエローページ、ディレクション、2D/3Dビュー機能のほか、表示される電話番号をクリックするとPCからかけられる機能なども同時に提供する。
また、Ask.comも類似した地図サービスを提供している。
・Ask Maps & Directions:http://www.ask.com/?o=333#subject:map|pg:1
・AskCity:http://city.ask.com/city
イエローページ、ディレクションなどの機能はもちろん、各ポイントや周辺情報のスナップショットを一時的に保存する機能なども兼ね備えている。
Yahoo! はFlickrの写真タグを元に、特定ポイントに関連する写真をランダム表示するサービスを開発した。Yahoo! Mapsとの連動はまだないが、Yahoo! Research Berkeryに試験公開されている。また、間接的に関連するサービスとして、携帯電話のカメラで撮影した写真を、タグ付きでFlickrに簡単にアップ ロードできるサービスZoneTag Photosも公開されている。
・Yahoo! TagMaps:http://tagmaps.research.yahoo.com/
・ZoneTag Photos:http://zonetag.research.yahoo.com/
マッ プサービスを中心としたWeb 2.0サイトは、Google、Yahoo!、Microsoftなどの老舗企業または代表サイトを中心に、非常に似通ったものが登場し出している状況と 言えるだろう。唯一の違いは、写真など2Dイメージか、3Dイメージか、というところだろうか。筆者はMSのリリースした3Dビューの潜在性と将来性を高 く評価するところだが(背景にはもちろん、Second Lifeの人気がある)、さて今後の市場展開はどうだろうか。
2007
年に入って、米国でも携帯電話を利用したサービスが続々と市場にお目見えするようになった。日本の携帯電話市場では、主に中高生を中心に若い世代を対象と
したエンターテイメントサービス、またはディレクション(イエローページ)、決済サービスが非常に盛んだが、米国は日本とはまた違った市場形成の軌跡を見
せている。次回は携帯電話を中心としたWhere 2.0的サービスのいくつかを紹介する。